ホーム > トピックス一覧 > やま・かわ・うみ・そらフェスティバルin九州

やま・かわ・うみ・そらフェスティバルin九州

  • 2015.02.21
    本日、福岡市の天神エルガーラホールにて、「やま・かわ・うみ・そらフェスティバルin九州」が行われました。

    このフェスティバルは、今年の全国公害被害者総行動(6月3日・4日)が、40回目という節目にあたるため、これに先立ち、日頃から九州各地で奮闘している公害、環境団体が一堂に会して交流を深めようと開催されました。

    オープニングアクトとして、華やかな琉球舞踊などの踊りが披露された後、今回のフェスティバル実行委員会代表を務めた水俣病不知火患者会の大石利生会長より開会あいさつがありました。

    大石会長は、自身の被害経験を語るとともに、水俣病の教訓から何一つ学ぼうとしない国の姿勢を厳しく批判しました。

    (大石会長のあいさつ)



    次に、板井優弁護士から基調報告がありました。
    板井弁護士は、四大公害裁判に始まる闘いの歴史を説明し、公害被害を繰り返さないことが大切であり、闘う中でしか権利は守ることができない、この国を少しでもよくしていこう、と力強く訴えました。

    その後、九州各地からの報告がありました。
    トップバッターとして、ノーモア・ミナマタ第2次訴訟原告団から、「水俣病被害者救済を求めるたたかい」と題して報告がありました。

    続いて、カネミ油症新認定訴訟原告、北九州公害患者と家族の会、一般財団法人福岡スモン基金、九州建設アスベスト訴訟原告団、川辺川利水訴訟原告団、石木ダム建設絶対反対同盟、よみがえれ!有明訴訟原告団、吉野ヶ里メガソーラー発電所の移転を求める佐賀県住民訴訟原告団、オスプレイ配備反対佐賀県連絡会、原発なくそう!九州玄海訴訟原告団、福島原発事故被害救済九州訴訟原告団、福島原発避難者訴訟原告団の各団体から、それぞれ報告がありました。

    (ノーモア・ミナマタ第2次訴訟原告団からの報告)



    閉会後は、福岡の大繁華街である天神でサウンドパレードが行われました。

    雨の中、九州各地でたたかっている団体がひとつになって、「自然をのこそう、公害いらない、差別はいらない、戦争いらない、未来をつくろう」とシュプレヒコールをあげました。

    (サウンドパレードの様子)



水俣病不知火患者会