令和4年6月29日、熊本地方裁判所に対して、ノーモア・ミナマタ第2次熊本訴訟の第14陣追加提訴を行いました。新しく57名の原告が私たち原告団の仲間になることになりました。
(門前集会にて団結ガンバローをする原告らの様子)
第14陣原告を代表して、長島町在住の三反田水穂さん(81歳)が決意を述べました。
三反田さんは、地元長島町(当時の東町)の中学校を卒業後、看護学校に通いましたが、手が震えるので、注射がうまくいかず他の学生から「お前は下手だな」と言われていました。看護師として就職してからも意識的に注射は避けてきました。40歳をすぎたころには、両手足がしびれるようになりました。平成25年、72歳のときに仕事をやめて地元に帰ってきましたが、そのときはじめて長兄と次兄が特措法で救済されていたことをはじめて聞きました。自分も何とかしたいと思いましたが、特措法はすでに受付を締め切られていました。
この追加提訴により、熊本訴訟原告団の人数は合計1424名となりました。