私たちが現在たたかっているノーモア・ミナマタ第2次訴訟において,実際に法廷で訴えた水俣病被害者の声をお聞きください。
足の震えやこむら返りを抑えるために足を縛って寝ました。手先の震えでパソコンを使えず,仕事を続けられなくなりました。
手のしびれ,物を落とす,つまずき転ぶ,指がつる,耳鳴り,めまい…ずっと悩んできた症状が水俣病のせいだと知ったのは2年前でした。
手足のしびれやふらつきで、誇りだった大工の仕事を辞めました。
父を早くに亡くした私は小学5年から網元の乗り子として働きました。救済された近所の別の網元の乗り子と何が違うのでしょうか。
私の住む姫戸町と隣町の龍ヶ岳町は何が違うのでしょうか。
大口市というだけで,なぜ救済されないのですか。
手のしびれのせいで,いつも落ちこぼれでした。
みかん農家なのに,みかんの味が分かりません。
何も知らずに水俣の汚染された魚を売り続けました。
すでに勝利和解によって救済を受けた水俣病被害者の方ですが,ノーモア・ミナマタ訴訟において,実際に法廷で訴えた内容です。
ガラスの破片が足を突き抜けても全く痛みを感じませんでした。
水俣病に苦しむ島の人の苦しみに気づけないまま,「水俣病隠し」に加担してしまいました。