9月17日、福岡高等裁判所において、ノーモア・ミナマタ第2次熊本訴訟の控訴審第1回弁論期日が福岡高裁で開かれました。
期日では、控訴人及び被控訴人が、お互いの主張についてプレゼンテーションを行いました。
弁論では、天草市河浦町宮野河内在住の藤下節子さんが、「特措法において二人の兄は、救済されましたが、同じ食生活をしていた私は非該当となり、納得がいきません。地裁では、水俣病にり患しているとされながら、除斥期間によって棄却されました。同じ苦しみを抱えながら闘い続ける仲間たち全員が救済されるよう公正で公平な控訴審判決をいただきますようお願いします」と訴えました。
同じく意見陳述を行った森正直団長は、「苦しみにまみれた被害者の被害に正面から向き合っていただき、残された水俣病被害者の早期救済と公式確認から70年という節目の年に、水俣病問題の解決の扉を切り開いていただきますよう心からお願いします」と述べました。
(門前集会で話す森正直団長)
(門前集会で団結ガンバローをする控訴人らの様子)