本日、ノーモア・ミナマタ第2次近畿訴訟第23回期日がありました。今回は、三橋亜由美医師(東大阪生協病院院長)尋問が行われました。
主尋問では、井奥圭介弁護士(近畿弁護団事務局長)が、水俣病の集団検診がどのように行われているのか、検査項目ごとに詳細な質問をしました。
次に、谷智恵子弁護士(近畿弁護団)が、公健法の検査の使われ方や共通診断書の集団検診時のバイアスなどについて尋問しました。
三橋医師は、最初に水俣病患者の診察をした時に教科書通りではない症状に困惑したと述べ、裁判所に証拠として出されている共通診断書はマニュアルに基づき適切に作成されていること、水俣病と診断された場合は高い信用性が認められることなどについて証言しました。
被告らは、受診者の集め方、水俣病と診断しなかった人は何人いたのか、検診医の集め方、手技の統一などについて反対尋問をしましたが、三橋医師は、臆することなく淡々と証言しました。
(報告集会の様子)