本日、大阪地方裁判所でノーモア・ミナマタ第2次近畿訴訟第21回口頭弁論期日が行われました。
はじめに、原告の倉田和代さんが意見陳述をしました。倉田さんは、熊本県天草市新和町(旧天草郡新和町)大多尾の農家で生まれ育ち、20歳で夫と一緒に大阪へ引っ越しました。小さいボルトに小さいナットを巻き付ける内職を始めましたが、指先を上手く使えず仕事を失ってしまったなどと語り、水俣病の被害を分かりやすく陳述しました。
また、今回の裁判から裁判長が交代となりました。新しい裁判長に主張の要点を理解してもらうために、原告側と被告側の双方がスクリーンに上映しながらプレゼンテーションを行いました。
傍聴席の原告からは、「わかりやすかった。よく聞こえた。よかった。」などと好評の声が上がっていました。
(期日後の報告集会の様子)