2017.04.30
本日、水俣市牧ノ内のもやい館で、水俣病被害者・支援者連絡会主催による水俣病被害者の医療や介護を考えるシンポジウムが開催されました。
第1部では、水俣病患者らの日常をサポートする介護スタッフらが、介護の現状と課題を報告し、「患者を支える家族が高齢化しており、家族に大きな負担がかかっている。患者と家族が安心して生活できる環境・制度が必要」と訴えました。
第2部では、高岡滋医師、緒方俊一郎医師、鶴田和仁医師が、水俣病における医療の課題を報告し、高岡医師は国が被曝露者のデータを無視していると述べ、鶴田医師は、水俣病認定制度が水俣病研究の足枷になっていると述べました。