本日午後2時より、熊本地裁において第8回弁論期日が行われました。
寒空の中、期日に先立って裁判所の門前で集会を行いました。
飯尾正二原告団長より、先月の大検診において多数の人に水俣病症状が認められたことが改めて報告され、原告団として一致団結して闘っていくとあいさつがありました。
(門前集会の様子)
法廷では、弁護団より国・県に対して、水俣病特措法の判定結果の内訳(救済対象となった地域ごとの人数など)を明らかにするよう改めて申し入れをしました。
裁判所からも、国・県に対して、特措法判定結果の資料を開示できるか検討してほしいと打診がありました。
これに対して、国・県は、すぐには回答できないため持ち帰って検討したいと応じました。
また、原告代表として、天草市深海町出身の50代の男性が意見陳述を行いました。
男性は、30代後半から体中が痛み、一日中セミが鳴くような耳鳴りが続いていることなど、長い間体の不調に苦しんできたことを裁判官の前で語りました。
期日が終わった後、原告団、支援、マスコミなどを対象に報告集会を行いました。
園田昭人弁護団長より、国・県は水俣病特措法の結果につき、全体の人数しか明らかにされていないが、救済対象となった地域とその人数、救済された割合などを公表すべきだと報告がありました。
最後に、原告団を中心として、「団結ガンバロー」と気勢を上げ、集会を終わりました。
(報告集会の様子)
本日の行動にご参加いただいた皆様に心よりお礼を申し上げます。