大阪地方裁判所において,近畿,中部在住の水俣病被害者19名が提訴しました。
原告はいずれも熊本・鹿児島両県の出身で,大阪,兵庫,愛知など2府4県に住む40代から70代の男女です。
原告の多くは水俣病特措法による救済の対象外とされました。中には,水俣病特措法を知らずに申請できない原告もいます。
また,原告のうち1名は,一時金の支給を受けられなかったことを不服として今回の提訴に踏み切りました。
今回の近畿訴訟の第1陣提訴で,熊本訴訟,東京訴訟とあわせて原告総数は647名となりました。
他にも多くの潜在的な水俣病被害者が全国にいるはずです。
適正な救済を受けるべく,ぜひ声を上げていただきたいと思います。
(提訴時の様子)
(提訴後の記者会見の様子)