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第36回弁論期日(近畿)原告本人尋問

  • 2022.03.02
     本日、不知火海沿岸地域から関西や東海地区などに移住した被害者が原告になっているノーモア・ミナマタ第2次近畿訴訟は第36回期日が開かれました。
     今回は原告本人尋問の7回目で熊本県上天草市龍ヶ岳町や天草市新和町出身の4人が主尋問、反対尋問を受けました。

     尋問を受けた原告らは、不知火海沿岸地域で暮らしていた当時の食生活や自分が抱えている症状、それによって起きている日常生活や仕事上の苦しみについて証言しました。
     新和町出身の原告(女性・70歳)は、反対尋問の中で「医師から水俣病は治らないと言われました。そのショックが分かりますか?!」と怒りをあらわにしました。

     裁判の昼休み中に行われた門前宣伝に続いて「公正な判決を求める署名」の提出行動も行われました。ミナマタ訴訟は熊本、東京、新潟でもたたかわれていますが、大阪が最初の公正判決署名提出行動となったので各地から代表も駆けつけました。
     この日は、全国から寄せられている現時点で41万筆のうち、2万筆の署名を提出しました。

    (署名提出前に勢揃いする各地の代表)



     近畿訴訟は、次回期日の5月11日に本人尋問が終わり、今秋結審、来春判決と見込まれています。

水俣病不知火患者会