午後2時00分から、ノーモア・ミナマタ第2次訴訟の第5回口頭弁論期日が行われました。
入廷前に、裁判所前で門前集会を開き、原告団のより一層の団結を図りました。
日々症状に苦しんでいる原告も、暑い中、大勢集まりました。
支援の皆様には今回も温かいご協力をいただきました。
集会の最後を「団結ガンバロー!」の声で締めくくり、入廷しました。
法廷では、まず、原告から第4陣の訴状を陳述し、被告からは第4陣の訴状に対する答弁書が陳述されました。
加えて、原告から、水俣病の病像・診断基準や除斥期間に関する準備書面等を提出しました。
他方、被告からは、水俣病の診断基準等に関する準備書面が出されました。
その後、原告2名(旧倉岳町,旧大口町育ち)、中島潤史弁護士、藤井祥子弁護士が意見陳述を行いました。
原告2名は、その意見陳述の中で,地域外を理由とした切り捨ての不当性、内陸部に水俣で獲れた魚介類が流通していたことをそれぞれ訴えました。
中島潤史弁護士は、水俣病の病像・診断基準について意見を述べました。
また、藤井祥子弁護士は、除斥期間経過による水俣病被害者の切り捨てが許されないことを訴えました。
藤井祥子弁護士の意見陳述の詳細は、下記リンクをご参照ください。
※第4陣までの原告総数は430名です。7月15日には新たに第5陣の追加提訴を予定しています。
(門前集会・団結ガンバロー)
裁判所での期日終了後、京町会館にて報告集会を開きました。
報告集会では、中島潤史弁護士が水俣病の病像・診断基準について、藤井祥子弁護士が除斥期間についてそれぞれ説明を行いました。
また、東京弁護団の津田二郎弁護士、近畿弁護団の谷智恵子弁護士は、それぞれ提訴の準備について報告を行いました。
(報告集会での藤井祥子弁護士による説明の様子)
今後は、7月15日に第5陣の提訴、8月8日に第6回弁論期日の予定です。
これからも、飯尾正二原告団長、園田昭人弁護団長を中心に、一枚岩の団結のもとたたかっていきます。
あたたかいご支援のほどよろしくお願いいたします。
(門前集会の様子,右から園田昭人弁護団長,飯尾正二原告団長)
藤井祥子弁護士の意見陳述~除斥期間経過による水俣病被害者の切り捨ては許されない~