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第15回弁論期日(近畿)

  • 2018.12.21
    本日、近畿訴訟の第15回期日が開かれました。まず、追加提訴して今回の期日から原告に加わった12陣の代表として、長島町小浜出身の福原浪代さんが意見陳述を行いました。福原さんは「手足の痺れとこむら返りに悩まされている」、「味を感じにくく、料理を作っても家族から味が濃いと言われる」、「手が震えて細かな作業ができない」などと裁判官に被害の訴えをしました。
    その後、徳井義幸弁護団長が「国・熊本県は、水俣病が発生した後、不知火海沿岸の健康調査を行うべきであったのに、これを怠り、水俣病被害者の救済を遅らせた責任がある」、福本富男弁護士が「宮野河内、新和で実施した現地調査を踏まえると、宮野河内、新和にもチッソが排出したメチル水銀の汚染が広がっていたことが明らかだ」と、提出した準備書面の説明をしました。
    また、今回の期日にあわせて、原告28名の陳述書が提出されました。

水俣病不知火患者会