平成25年8月24日~25日にかけて,熊本県天草市新和町,葦北郡津奈木町にて「2013年ミナマタ現地調査」が行われました。
ミナマタ現地調査は,いまだに救済されていない水俣病被害者の救済を図っていきたいという遠大な希望をもってはじめられました。第1回は昭和53年のことでした。それから35年,時々の課題を掲げながら一度も絶えることなく続けられてきました。
24日の新和町での現地調査には,約120名が参加しました。現地の水俣病被害者から,当時の集落の様子や魚介類の摂取状況等につき報告がありました。
その後,参加者一同で,竜洞山山頂へ移動して不知火海を臨みました。海に線引きできないこと,線引きの不当性を確認しました。
(現地の水俣病被害者からの報告の様子)
翌25日には,熊本県葦北郡津奈木町にある公民館にて,決起集会が行われました。
決起集会では,来賓挨拶,連帯挨拶,基調報告,水俣病被害者から被害の訴え,近畿・新潟からの挨拶があり,すべての水俣被害者の救済が実現する日まで一枚岩の団結で闘い抜くこと等を内容とする集会宣言を採択しました。
最後に,閉会挨拶の後,参加者全員で団結ガンバローを行いました。
(決起集会の様子)